作業日報のテンプレート(建設業・工事日報)

このページの要点

  • 作業日報(工事日報)は、現場でその日、誰が何時から何時まで、どこで何をして、どこまで進んだかを1日1枚にまとめる書類です。法律で決まった様式はありません。
  • 作業員ごとの始め・終わり・休憩から実働と人工が出る表(エクセルは数式)、作業の内容と進み具合、材料・安全・気づいたこと・明日の予定の欄があるひな形を、エクセルとPDFで無料で配っています。会員登録はいりません。
  • 記入例は、事務所ビルの内装改修の現場で、職長が書いて元請に出す1日分です。欄ごとの書き方と例文も載せています。

建設業の作業日報のひな形です。エクセル(xlsx)とPDFを用意しました。エクセル版は「作業日報」と「記入例」の2枚で、作業員の始め・終わり(時刻)と休憩(時間)を入れると、実働と人工、その合計が数式で出ます。天気は一覧から選べます。

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1日1枚で、作業員は8人まで書けます。9人以上の日は、2枚目を印刷して足してください。

作業日報の記入例。日付・天気・記入者・現場名・元請の欄の下に、氏名・所属・始め・終わり・休憩・実働・人工の表があり、3人で実働の合計22時間・2.75人工。その下に場所・作業の内容・進み具合の表と、材料・機械、安全・朝礼、気づいたこと・連絡、明日の予定、職長と元請の確認の欄が並ぶ
記入例(事務所ビルの内装改修・架空)。名前・地名・会社名は ◯◯ にしています。

作業日報とは(何のために書くか)

作業日報は、あとから「その日の現場」を確かめるための記録です。建設業では、次のような場面で役に立ちます。

  • 人工と請求の根拠になる。常用の仕事では、誰が何人工出たかが、そのまま請求の数字になります。
  • 工事の進み具合を元請や発注者と共有できる。遅れや図面との違いに早く気づけます。
  • もめごとのときの記録になる。いつ、誰に、何を連絡したかが残ります。
  • 次の日の段取りが決まる。人数・材料の搬入・作業の順番を、前の日のうちにそろえられます。

1か月分をまとめて見る表が要るときは、出面表のテンプレートを使うと、日付ごとの人工を1枚で数えられます。

欄ごとの書き方

上の欄

欄書くこと
日付・天気作業した日と、その日の天気(雨で作業を止めた時間があれば、気づいたことの欄に)
記入者日報を書いた人(ふつうは職長)
現場名工事の名前と場所。元請の呼び方に合わせると、あとで照らし合わせやすい
元請・取引先日報を出す相手の会社

作業員と時間の表

欄書くこと
氏名・所属作業した人と、その人の会社(応援・手元も書く)
始め・終わり現場で作業を始めた時刻と、終えた時刻
休憩昼休みなどの時間(1時間なら 1.0)
実働終わり − 始め − 休憩(エクセルは数式)
人工実働 ÷ 8時間 を 0.25 刻みに丸めた数(エクセルは数式)

作業の内容と下の欄

欄書くこと
場所・作業の内容どこで、何をしたか。部屋や階まで書く
進み具合済・8割・3割など。その場所の作業がどこまで進んだか
材料・機械使った材料・入った材料と数、使った機械
安全・朝礼朝礼で確かめたこと、けがや事故の有無
気づいたこと・連絡図面との違い・不具合・元請への連絡と、その返事
明日の予定明日の作業・人数・材料の搬入の時刻

人工の数え方(半日・残業の扱い、1人工を何時間にするか)は、人工の計算方法と計算表にくわしく書いています。取引先と決めた数え方があれば、そちらに合わせてください。

記入例の読み方

  • 2人目は 8:00〜19:00 で休憩1時間=実働10時間です。10 ÷ 8 = 1.25 で、1.25人工になります。
  • 応援の人は午前だけ(8:00〜12:00)=実働4時間で 0.5人工。3人の合計は 2.75人工です。
  • 「進み具合」を場所ごとに書いておくと、明日の予定(東側の残り)とつながり、読む人が段取りを追えます。
  • 図面にない配管を見つけたことは「気づいたこと・連絡」に書き、誰に、どうやって連絡したか、次にどうなるかまで残しています。

例文(作業の内容・気づいたこと・明日の予定)

作業の内容

  • 「2階 トイレ:既存の床のタイルをはがし、下地の清掃まで。」
  • 「外構 南側:コンクリートの土間を打設(約12平米)。養生のシートをかけた。」

気づいたこと・連絡

  • 「雨のため 14:00 で作業を止めた。元請の◯◯さんに電話で伝え、了承をいただいた。」
  • 「搬入されたボードのうち2枚の角が欠けていた。写真を撮って、業者に交換を頼んだ。」

明日の予定

  • 「2階 トイレの床の下地。2人。材料の搬入なし。」
  • 「雨の予報。午前は屋内の片付け、午後は天気を見て外構。」

法律で決まった様式はありません

作業日報には、法令で決まった様式はありません。元請に決まった様式があれば、そちらに合わせてください。人を雇っている場合の労働時間や賃金の記録は、作業日報とは別に、決められた帳簿を備える必要があります。

自分の出面は、スマホで毎日30秒

「出面帳&請求書」アプリは、一人親方や職人が自分の1日の出面(日付・取引先・現場名・常用か請負か・人工・単価・メモ・写真)を記録して、月末に取引先ごとの出面表と請求書のPDFを作ります。残業の時間を入れると、0.25人工刻みに換算して足せます。

アプリが記録するのは自分の出面までで、このひな形の作業員の表(ほかの人の時間)・作業の内容の表・材料や安全の欄はありません。職長が現場の全員の日報を書くときは、このひな形を使い、自分の出面と請求はアプリで、という組み合わせができます。

出面帳&請求書アプリで作った出面表のPDF。8月の出面13日分が日付・取引先・現場・区分・人工・メモの表で並び、合計12.0人工・合計金額と取引先別の小計がある
出面帳&請求書で作った出面表のPDF(架空のデモデータ)。日ごとのメモに作業の内容を書いておくと、1か月分がこの表に並びます。

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よくあるご質問

Q. 手書きで使えますか? A. 使えます。PDFを印刷して、現場で書き込んでください。実働と人工は、表の下の計算のしかた(終わり − 始め − 休憩、÷ 8時間)で出せます。

Q. 1か月分をまとめた作業日報はありますか? A. このページのひな形は1日1枚です。1か月の人工をまとめて数えるときは、出面表のテンプレートを使ってください。日付ごとに現場と人工を1行で書けます。

Q. 1人工を8時間でなく、ほかの時間にしたいときは? A. エクセル版の「人工」の列の式にある 8 を、取引先と決めた時間(たとえば 7.5)に書き換えてください。0.25 刻みを 0.5 刻みにしたいときは、式の 0.25 を書き換えます。

Q. 作業報告書とは何が違いますか? A. 作業日報は「毎日の現場の記録」で、人工や進み具合が中心です。作業報告書は、ひとまとまりの作業が終わったときに、お客様や元請へ結果を伝える書類です。写真で結果を見せたいときは作業報告書のテンプレートを使ってください。

Q. テンプレートの利用に条件はありますか? A. ありません。商用・非商用を問わず、自由に書き換えて使ってください。表題を「工事日報」「現場日報」などに変えてもかまいません。クレジット表記も不要です。

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