運転月報のテンプレート(エクセル・PDF・無料)

このページの要点

  • 運転月報は、毎日の運転日報から1か月ぶんの走行・稼働・配送・売上・経費を1枚にまとめた集計表です。元請への月の報告や、確定申告の準備に使います。法令で決まった様式はありません。
  • 1日1行・31日ぶんの表に数字を書くと、走行の合計・1日平均・燃費(km/L)・1件あたりの売上・1kmあたりの売上・経費の合計・事業分の経費をエクセルが計算するひな形を、無料で配っています。会員登録はいりません。
  • 毎日の業務の記録(運転日報)は法令で書くことと保存期間が決まっていて、月報はその代わりになりません。日報をつけたうえで、月の終わりに月報へ写します。

運転月報のひな形です。エクセル(xlsx)とPDFを用意しました。エクセル版は「運転月報」のシートと「記入例」のシートの2枚です。年月の欄に「2026/9/1」のように日付を入れると、日の列と曜日が自動で入ります。

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手書きで使うときは、表の数字だけを毎日書き、上の集計の欄は月の終わりに電卓で埋めてください。エクセルなら集計の欄は空けたままで計算されます。

運転月報の記入例。年月・運転者・車両・屋号・事業に使った割合の欄の右に、稼働日数26日・走行の合計3,542km・1日平均の走行136.2km・配送件数の合計2,031件・燃費14.7km/L・稼働時間の合計250.5時間・売上の合計335,115円・1件あたりの売上165円・1kmあたりの売上95円・経費の合計46,704円・売上−経費288,411円・事業分の経費42,034円の12の箱が並ぶ。下に1日から31日までの表があり、始業時と終業時のメーター・走行・稼働・配送・売上・燃料代・高速と駐車・その他の経費・給油量・備考の列。日曜の行は休み
記入例(軽バン1台・個建ての配送・2026年9月・架空)。名前・屋号・車両番号は ◯◯ にしています。数字は書き方を示すための仮のものです。

運転月報とは(運転日報との違い)

運転日報は、1日ごとに「いつ・どの車で・どこを走ったか」を書く記録です。軽貨物を含む運送の事業では、書くことと保存期間が法令で決まっています(運転日報の書き方)。

運転月報は、その日報の数字を1か月ぶん並べて合計した表です。決まった様式はなく、何を集計するかは使い道で決めます。

書類単位中心になること決まり
運転日報1日運転者・車両・時刻・経路・距離・休憩法令で事項と保存期間が決まっている
運転月報(このページ)1か月走行・稼働・配送・売上・経費の合計様式なし(使い道で決める)
日常点検表1台1か月点検項目ごとの結果項目は自動車点検基準

月報があると、次のようなことが1枚で分かります。

  • 元請や荷主に「今月は何日・何件運んだか」を報告するとき
  • 確定申告のために、売上と車の経費を月ごとに締めておくとき
  • 燃費が急に落ちていないか(タイヤの空気圧・荷物の重さ・道の混み方)を見るとき
  • 1件あたり・1kmあたりの売上を、ほかの案件や先月と比べるとき

欄ごとの書き方

上の欄

欄書くこと
年月何年何月の月報か。エクセルは「2026/9/1」のように日付で入れる
運転者・車両・屋号運転した人、車両番号と車種、事業の名前
事業に使った割合仕事と私用で同じ車を使うときの、仕事に使った割合(%)。仕事だけに使う車なら100%

1日1行の表

欄書くこと
始業時・終業時のメーターその日の走り始めと走り終わりのオドメーターの数字(km)
走行終業時−始業時。エクセルは自動で計算
稼働休憩を除いて働いた時間。「9.5」のように時間で書く
配送その日に届けた件数(個数で数える契約なら個数)
売上その日の売上。日当や1件ごとの単価で決まる額
燃料代・高速と駐車・その他の経費領収書の日付の行に書く。その他は洗車・オイル交換・車内の備品など
給油量給油した日に入れたリットル数。燃費の計算に使う
備考休み・追加の便・雨の遅れなど、数字の理由になること

集計の欄の計算(エクセルが自動で出す数字)

項目計算記入例の値
稼働日数メーターを書いた日の数26日
走行の合計・1日平均の走行走行の合計/その合計÷稼働日数3,542km/136.2km
燃費走行の合計÷給油量の合計14.7km/L
1件あたりの売上売上の合計÷配送件数の合計165円
1kmあたりの売上売上の合計÷走行の合計95円
経費の合計・売上−経費燃料代+高速と駐車+その他46,704円/288,411円
事業分の経費経費の合計×事業に使った割合42,034円(90%)

燃費は「月の走行の合計÷月の給油量の合計」で出す目安です。給油した日の量だけを足すので、月の始めと終わりのタンクの残りの差は入りません。いつも満タンまで入れるようにすると、月ごとのずれが小さくなります。

記入例の読み方(軽バン1台・9月)

  • 日曜は休みにして、行は空けたまま備考に「休み」と書いています。祝日に走った日は備考に「祝日の便」と書き、あとで元請の報告と合わせやすくしています。
  • 翌日の始業時のメーターが、前の日の終業時より少し進んでいる日があります。私用で走った分です。月報の走行は仕事の日の走行だけを足すので、私用の分は入りません。
  • 給油は3〜4日おきに25〜28リットルずつです。燃料代は給油した日の行にだけ入っています。
  • 洗車とオイル交換は「その他の経費」に、日付どおりの行で書いています。

確定申告に使うとき

月報の「売上の合計」と「経費の合計」を12か月ぶん並べると、1年の売上と車の経費が分かります。仕事と私用で同じ車を使っているときは、経費のうち仕事に使った分だけを経費にします(いわゆる家事按分)。このひな形の「事業に使った割合」はその目安を書く欄です。

割合の決め方(走行距離の割合で分ける・使った日数で分けるなど)や、どの経費が対象になるかは人によって違います。決めた理由を説明できるようにしておき、迷ったら税務署か税理士に確かめてください。このページは税金の計算の方法を案内するものではありません。

毎日の日報から、月の集計をスマホで

「運転日報」アプリは、スマホで毎日の運転日報を作るアプリです。日報に入れた走行距離(始業・終業のkm)・配送件数・売上・経費から、月次集計のPDF(稼働日・走行距離・配送件数・売上・1日平均の走行・件単価・km単価・経費)をその場で作ります。2台以上の車を使った月は車両別、用途を分けている月は用途別の集計も付き、事業に使った割合を設定しておくと家事按分の欄も入ります。

アプリの月次集計には、燃費(km/L)と給油量の合計の欄はありません。給油は日報の「給油メモ」に文字で残り、CSV の書き出しにも入ります。燃費を毎月の数字で見たいときは、このひな形の給油量の列と一緒に使ってください。

運転日報アプリで作った月次集計のPDF。稼働日26日・走行距離計5090km・配送件数計744件・売上計・1日平均走行・件単価・km単価・経費計の箱の下に、日付・車両・走行・配送・稼働・売上・経費の日次明細の表がある
運転日報アプリの月次集計のPDF(架空のデモデータ)。ほかのPDFの見本は記入例のページにあります。

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よくあるご質問

Q. 運転月報は法律で作らないといけませんか? A. 月報そのものを作る決まりはありません。法令で決まっているのは毎日の業務の記録(運転日報)と点呼の記録などです。月報は、元請への報告や確定申告の準備のために、日報の数字をまとめる表として使ってください。

Q. 燃費はどうやって計算しますか? A. 1か月の走行の合計を、その月に給油した量の合計で割ります(例:3,542km÷240.8L=14.7km/L)。1回の給油ごとに正確に出したいときは、満タンにした日から次に満タンにした日までの走行を、2回目に入れた量で割る方法(満タン法)を使います。

Q. 走行は月の最初と最後のメーターの差で出してもいいですか? A. 仕事にしか使わない車ならそれで同じ数字になります。私用でも使う車は、休みの日や仕事の後に走った分まで入ってしまうので、このひな形のように仕事の日の走行を1日ずつ足してください。

Q. 車が2台あるときはどうしますか? A. 車ごとに1枚にすると、燃費や経費を車ごとに比べられます。運転者ごとの報告が要るときは、運転者ごとに1枚にして、車両の欄に使った車を書いてください。

Q. テンプレートの利用に条件はありますか? A. ありません。商用・非商用を問わず、自由に書き換えて使ってください。列を足したり、表題を「車両月報」「業務月報」などに変えてもかまいません。クレジット表記も不要です。

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