車両管理表のテンプレート(社用車・営業車・無料)

このページの要点

  • 車両管理表は、会社や個人事業で使う車を1台1行で並べ、車検・保険の期限と使う人を一目で分かるようにする表です。法律で決まった様式はありません。
  • 車両の一覧(車検・自賠責・任意保険の満了日から「次に来る期限」が出る)と、1台ごとの記録(給油・点検・修理・車検)の2枚を、エクセルとPDFで無料で配っています。エクセル版は、期限が30日以内なら橙、過ぎたら赤に変わります。会員登録はいりません。
  • 記入例は、軽バン2台と軽トラ1台で配送をしている事業者の一覧と、1台ぶんの10月の記録です。

車両管理表のひな形です。エクセル(xlsx)とPDFを用意しました。エクセル版は「車両管理表」「1台ごとの記録」と、それぞれの記入例の4つのシートです。1台ごとの記録の区分は「給油・点検・整備・修理・車検・保険・タイヤ・洗車・事故・その他」から選べ、金額の合計は数式で出ます。

ダウンロード

一覧は1枚に12台(エクセル版は20台)、1台ごとの記録は1枚に18行(エクセル版は30行)です。足りなくなったら、シートをコピーするか、PDFを必要なだけ印刷してください。

車両管理表の記入例。事業者名と作成日の下に、No.・車両名・登録番号・車種・年式・主に使う人・主な用途・車検の満了日・自賠責の満了日・任意保険の満了日・次に来る期限・備考の12列の表がある。メインの軽バン・予備の軽バン・軽トラの3台が書いてあり、予備の軽バンの車検の満了日と次に来る期限(2026年11月8日)が橙になっている
記入例(軽バン2台・軽トラ1台・2026年10月21日の時点・架空)。名前・会社名・登録番号は ◯◯ にしています。

車両管理表とは

車を何台か使っていると、「どの車の車検がいつ切れるか」「任意保険の更新はいつか」「今週この車に乗るのは誰か」が、だんだん分からなくなってきます。車両管理表は、それを1枚にまとめておく表です。

いちばん大事なのは期限を切らさないことです。車検や保険の期限が過ぎていたことに後から気づくと、その車を仕事に使えないまま、慌てて手配することになります。一覧に満了日を並べておけば、次にどの車の期限が来るかを毎月の初めに見るだけで済みます。

一覧の欄ごとの書き方

欄書くこと
車両名(呼び名)社内で呼んでいる名前(「メインの軽バン」「2号車」など)。運転日報や給油の記録と同じ名前にする
登録番号ナンバープレートの番号。車検証の登録番号(軽自動車は車両番号)と同じ書き方で
車種・年式車検証の車名・型式や、ふだん使う呼び方(「軽バン」「2トントラック」)
主に使う人ふだん運転する人。日によって替わるなら、1台ごとの記録や運転日報の方に書く
主な用途配送・営業・現場への行き来・予備など
車検の満了日車検証に書かれている、有効期間が満了する日
自賠責の満了日自賠責保険の証明書に書かれている、保険期間が終わる日
任意保険の満了日任意保険の証券に書かれている、保険期間が終わる日
次に来る期限3つの満了日のうち、いちばん近い日(エクセル版は数式で出る)
備考車検の予約日・リースの満了・ドライブレコーダーの有無など

日付は、車検証・保険の証明書・証券を見ながら書き写してください。記憶で書くと、1日ずれただけでも期限切れに気づくのが遅れます。

1台ごとの記録の書き方

1台ごとの記録は、その車にいつ・何をして・いくらかかったかを、した日の順に1行ずつ書く表です。

欄書くこと
日付給油・点検・修理などをした日
区分給油・点検・整備・修理・車検・保険・タイヤ・洗車・事故・その他
内容「レギュラー 30L」「エンジンオイルとオイルエレメントを交換」「左後ろのパンクを修理」など
走行距離(km)その日のメーターの値。次のオイル交換やタイヤの交換の時期を決める目安になる
金額(円)かかった金額。自分でした点検など、かからなかった時は空けておく
した所ガソリンスタンド・整備工場・タイヤ店など。自分でしたら「自分で」

同じ車の修理が続いた時や、燃費が急に悪くなった時に、この記録を見返すと原因を探しやすくなります。車を買い替えるかどうかを決める時の材料にもなります。

記入例の読み方

  • 一覧は2026年10月21日の時点で書いています。予備の軽バンは車検の満了日が11月8日で30日以内なので、車検の満了日と「次に来る期限」が橙になっています。備考に車検の予約日を書いておくと、予約が済んでいるかが一目で分かります。
  • メインの軽バンは、任意保険の満了日(11月30日)が次に来る期限です。車検より先に保険の更新が来ることもあるので、3つの日付を並べておくのが大事です。
  • 1台ごとの記録は、メインの軽バンの10月分です。給油3回とパンクの修理、オイルの交換で、金額の合計は23,930円です。

期限を切らさない理由(法令の根拠)

車両管理表そのものには、法令で決まった様式はありません。会社や元請に決まった様式があれば、そちらに合わせてください。

一覧に並べる3つの日付のうち、車検と自賠責の2つは、切れたまま車を走らせてはいけないと法律で決まっています。

期限法令に書いてあること
車検検査を受けて、有効な自動車検査証の交付を受けている自動車でなければ、運行の用に供してはならない(道路運送車両法 第58条第1項。検査の対象外とされる一部の軽自動車と小型特殊自動車を除く)。有効期間の後も使うなら継続検査を受ける(同 第62条第1項)
自賠責自動車損害賠償責任保険(または責任共済)の契約が結ばれている自動車でなければ、運行の用に供してはならない(自動車損害賠償保障法 第5条)。証明書を車に備え付けておく(同 第8条)
任意保険入るかどうかは法律では決まっていない。会社や取引先の決まりで入っていることが多いので、一覧に並べておく

走り出す前の点検(道路運送車両法 第47条の2)の記録は、日常点検表のページにひな形があります。

運送の事業(緑ナンバー・黒ナンバー)で、点呼や業務の記録・運転者台帳など法令で決まった帳簿が要る時は、点呼記録簿・運転日報の書き方・運転者台帳のページを見てください。車両管理表は、それらとは別に、車そのものの期限と記録をまとめる表です。

スマホの運転日報に、車両を登録しておけます

「運転日報」アプリは、スマホで毎日の運転日報を作るアプリです。使う車を車両として登録しておくと、日報を書く時に車を選ぶだけで、その車の名前と番号が入ります。

  • 車両ごとに、車両名・ナンバー・車種・年式と、自賠責保険・任意保険の有効期限を記録できます。
  • ふだん使う車を「既定車両」にしておくと、日報を作る時に最初から選ばれています。
  • 月の集計のPDFに、車両別の集計(日数・走行距離・配送件数・稼働時間・売上・経費)が出ます。

アプリが持つのは、車両の登録と、日報・月の集計で車両ごとに分けるところまでです。このページのひな形のような車検の満了日の欄や、期限の近い車を色で知らせる一覧、1台ごとの給油・修理の記録の表はありません。期限の管理と修理の記録は、このひな形と一緒に使ってください。

運転日報アプリで作った月の集計のPDFの車両別集計。車両・日数・走行(km)・配送・稼働・売上・経費の列があり、メインの軽バンが25日・4865km、予備の軽トラが1日・225km、合計が26日・5090km
運転日報アプリの月の集計のPDF(車両別集計の部分・架空のデモデータ)。

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よくあるご質問

Q. 車両管理表と車両台帳はちがいますか? A. 呼び方がちがうだけで、中身は会社によってさまざまです。このひな形は、一覧(台帳にあたる部分)と1台ごとの記録の2枚に分けています。車を買った日・買った値段・リースの契約などを残したい時は、一覧の備考か、列を足して書いてください。

Q. 期限が近いのを、エクセルで知らせることはできますか? A. エクセル版の一覧は、車検・自賠責・任意保険の満了日と「次に来る期限」の欄が、今日から30日以内なら橙、過ぎていたら赤に変わります(ファイルを開いた日で判定します)。毎月の初めに一覧を開いて色を見る、という使い方がおすすめです。

Q. 車が1台だけでも使えますか? A. 使えます。一覧は1行だけ書き、主に1台ごとの記録の方を使うと、給油・修理・車検の履歴が1枚にまとまります。

Q. 走行距離は毎日書かないといけませんか? A. 1台ごとの記録では、給油・点検・修理など、何かをした日にだけメーターの値を書けば足ります。毎日の走行距離は運転日報に書きます。

Q. テンプレートの利用に条件はありますか? A. ありません。商用・非商用を問わず、自由に書き換えて使ってください。列を足す・減らす、表題を「車両台帳」「社用車管理表」に変えるのもかまいません。クレジット表記も不要です。

関連ページ

条文は2026年10月24日に e-Gov 法令検索で確かめた内容です(道路運送車両法・自動車損害賠償保障法とも2026年4月1日施行の版)。改正されることがあるので、最新の条文もあわせてご確認ください。